用語集

万年筆に関する備忘録兼キーワードリストです。独断と偏見に満ちた偏りのある用語集として、もし参考になりましたら幸いです。なお、誤字脱字、明らかな間違い等ございましたら、掲示板にてお知らせいただけますと幸いです。

<あ> <い> <う> <え> <お>
<か> <き> <く> <け> <こ>

2007年12月04日 初出   2008年3月9日 改訂

<あ>

アウロラ【AURORA】

1919年、イタリア北部・トリノで創業したペンメーカー。機能とデザインの調和をコンセプトに独自のスタイルを築く。ペン先からボディにいたるまで、すべて自社工場で生産すると公式サイトには記載されている。定番は多分オプティマ88。一般的にイタリア製の万年筆は作りが荒いと言われるが、アウロラの評判は比較的良い。同じイタリア製でも、デルタより野暮ったい反面、デルタより作りの面で信頼できるというのが個人的な印象。

ありたやきまんねんひつ【有田焼万年筆】

セーラー万年筆が有田焼の名窯 (香蘭社と源右衛門窯) とコラボレーションして制作した万年筆。正式名称は、有田焼万年筆 The ARITA。軸が有田焼でできているのが特徴。通常の万年筆と異なりクリップが付いていないため、「筆休め」と呼ばれる有田焼のペン置きが付属する。非常に手間のかかった伝統工芸品であるため非常に高価である。個人的に使ってみたい1本ではあるが、大容量のコンバータがないのは残念。

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<い>

いたまん【イタ万】

イタリアメーカー製万年筆の俗称。デザインが秀逸な万年筆が多い。実用性以上にデザインや軸模様の美しさを愛でるのが好きな人に最適。実用性を重視ならならアウロラ、華やかさ重視ならデルタか。

いとうや【伊東屋】

銀座に本店がある大型文具店。ペン好きにとっては聖地の一つ。オリジナル商品の企画、販売も手がけ、その一部はITO-YA e-STOREでも購入することができる。

いろしずく【色彩雫】

パイロットが展開するボトルインクのブランド。2007年12月に発売が開始され、人気を博している。詳細についてはPILOT 露草PILOT 月夜PILOT 紺碧を参照。

イリジウム【iridium】

レアメタルの一つ。耐酸性・耐摩耗性に優れ、万年筆のニブポイント(紙と触れる部分)の材料として使われる。

イリドスミン【iridosmine】

天然オスミウムにはイリジウムが含まれていることが多いため、イリジウムとオスミウムの合金としてかつてはイリドスミンという名称が使われていた。現在では、含まれている割合が多い金属の名を用いるため、イリドスミンという名称は使われないことになっている。

インク【ink】

ここでインクとは、万年筆用のボトルインクのことを指す。万年筆の製造メーカーならたいてい自社ブランドのインクを用意しており、万年筆とインクは同じブランドものに合わせるのが一応お約束である。種類は染料インク、顔料インク、古典ブルーブラックインクなどがある。染料インクは、保存性に劣るがペン先にはやさしく、日常的な使用向き。微粒子カーボンを使用したカーボンインクなどの顔料インクはにじまず鮮やかで保存性が高いが、乾燥に弱く詰まりやすい。古典ブルーブラックインクは鉄イオンの酸化作用を用いて保存性を高めたインクで保存文書に適する。フローが渋めで詰まりやすいという短所がある。

インクきょうきゅうほうしき【インク供給方式】

インクを万年筆に供給する方式は、大きく分けて3つある。ペン軸がインクタンクを兼ね、インク容量が最も多いのがピストン吸入式。尻軸のネジを回転させ、ピストンを上下させてペン先から直接インクを吸入する。インクを直接ペン軸の内部に蓄えるのではなく、専用のコンバータの中に蓄える方式がコンバータ式。機構は本質的にはピストン吸入式と同じであるが、一般的に容量は少なくなる。専用のコンバータを首軸に差して使う。インクを吸入するのではなく、カートリッジから供給するのがカートリッジ式。インク容量が少なく、インクの種類が限られるという短所はあるが、最も手軽に使え、予備のインクを携帯するのには適している。

インクスキップ【ink skip】

万年筆の書き出し時に、紙にニブが触れているにも関わらずインクが出ないもどかしい状態のこと。書き出し時の空振りとか掠れと表現されることもある。日本人は特にこれを嫌う傾向があるらしいが、インクスキップが起こると確かにストレスになる。ペリカンの B 以上 (平研ぎ) のニブでは、購入直後の未調整万年筆でこのインクスキップが起こることが多いらしい。インクスキップが多発する場合はペンクリニック等で調整してもらうのが定番。

インクフロー【ink flow】

文字通りインクの出方のこと。インクフローが多い方が万年筆らしい書き味を実現してくれる場合が多いため、基本的にインクフローは多い方が好まれる。特に太いニブの場合にインクフローが潤沢だとヌラヌラと表現される。インクフローはニブの塩梅によるが、インクによっても変わる。

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<う>

ヴァルドマン【Waldmann】

ウォーターマン【WATERMAN】

うるし【漆】

ウルシノキなどの樹液を精製した塗料のこと。これを塗った道具を漆器と呼び、日本の伝統工芸の一つとなっている。万年筆では蒔絵を施した蒔絵万年筆が有名で、一つのジャンルを形成している。蒔絵万年筆の元祖はパイロットである。

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<え>

えいじはっぽう【永字八法】

「永」の1字で、すべての文字に共通する8種の運筆法。日本人の万年筆試し書きの定番。パイロットが「永」の字でニブの筆記見本を載せているのは有名である。

エクスキャリバー【EXCALIBUR】

エス・テー・デュポン【S. T. Dupont】

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<お>

オマス【OMAS】

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<か>

カランダッシュ【CARAN d'ACHE】

カヴェコ【Kaweco】

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<き>

ギョーシェ【Guilloche】

規則正しい幾何学的パターンが彫り込まれたもの、またはその彫り方。高価な万年筆の装飾にしばしば使われる。

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<く>

クロス【CROSS】

クローネ【Krone】

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<け>

けしごむ【消しゴム】

銀軸の黒ずみ汚れを落とすのにはプラスチック製消しゴムが良いらしい。

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<こ>

コンクリン【Conklin】

コンウェイ・スチュアート【Conway Stewart】

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