LAMY 2000

スペック

長さ:収納時全長約138mm・キャップ装着筆記時約155mm
太さ:キャップ径約12mm・軸径約10mm
重さ:約20g
インク補充方式:ピストン吸入式
定価:24,150円 (税込・2008年3月現在)

特徴

ラミー 2000 万年筆の特徴は、もう散々語りつくされている感がありますが、やはりそのデザインにあります。2000 年を見越した近未来的造形は、1966年に発売されてから40年を経過した今もそのまま受け入れられており、LAMY はもとより万年筆全体を代表する1本にあげられます。

このシンプルなデザインは、「機能によってかたちづくられるデザイン」というバウハウスの理念に基づき、装飾性が極力排除された結果実現されたものです。例えば、ペン先には刻印などが一切無く、しかもその大部分がペン軸内に収納されているため、非常にシンプルで控えめな印象を受けます。ペン軸は、ヘアライン加工が施された樹脂製で、一見木製かと思わせるような質感があります。インク補充方式はピストン吸入式ですが、尻軸と胴軸のつなぎ目が非常に見えにくい仕上がりになっています。キャップは嵌合式のためすぐ筆記状態に入ることができ、その見た目からもまるでサインペンを使っているようなスタイルになります。

非常に有名で絶賛する人がいるラミー 2000 万年筆ですが、そのスタイルから書き味までが独特すぎるため、合わないという人も結構多いペンだと思います。ただ、なんだかんだ言っても、押さえておきたい1本であることは間違いないでしょう。

インプレッション

その特殊性かつ定番性に惹かれ、次に買うなら絶対にラミー 2000 だ、と思って購入したのがこの1本です。既に F と B の万年筆を持っていたので太さは M にしました。潤沢なフローと表記よりも若干太めのニブで書き味自体は良好なのですが、非常にクセがあります。14金でそれなりにしなるニブに多いフロー、しかもニブポイントの感覚がツルツルでもざらざらでなくキュッとする感じ。非常にわかりにくい表現かもしれませんが、キュッと紙にあたる感じなんです(いわゆるペン鳴きではありません)。それに、ヘアライン加工の樹脂が案外滑るんですよ。ということで、最初はあまり良い印象ではありませんでした。でも、この見た目の「敷居の低さ」は場所を選ばず、パッと取り出してスッと書けるタイムロスの少なさもあって、使用頻度は最初から結構高かったのです。

しかし、使っているうちに不満が大きくなってきました。ピタッと吸い付くようなモンブラン樹脂とは違い、ヘアライン加工の樹脂軸にはどうしても違和感があったんです。そして、何より一番不満だったのは、ニブポイントの滑りが悪く感じるようになってきた事です。ガリガリとまではいきませんが、角度によっては少し引っかかる感じがありました。もちろん、筆圧はラミー 2000 に合わせ、実用上できるだけ弱くしています。やはりパッととってサラッと書くイージーライティングが合うペンだと思いますので、ちょっとこれでは書きにくいということになり、結局禁断の自家調整という手段に出ました。その結果、ほぼ理想的な書き味を手に入れることが出来、晴れてメインペンの1本になりました。ただし、たまにちょっと不機嫌になるので、その都度微調整はしています。

マイ・ストーリー

モンブラン、ペリカンの次は何にしようか、と欲しいペンを常に考え、万年筆でロディアにリストアップするというような(悪い意味で健全な)事をしていました。次はイタ万のアウロラ・オプティマかデルタ・ドルチェビータにしようか、それともパーカー・デュオフォールド、あるいは国産パイロットのカスタム823か・・・と色々考えてはいたんですが、やはりラミーへの興味が一番勝ってしまい、2000とサファリを同時に購入しました。その後、しばらくは満足していましたが、上で書いたようにちょっとした引っかかりが気になり、サファリ共々自家調整の餌食に・・・。ちょっとペン先を研ぐ程度なので失敗することもなく、調整の醍醐味も知り、ますますペンにハマることになりました。

購入先

今回の購入先はヨドバシ博多店です。ラミーの値上げ前で、かつ、ラミーフェアの特別セールをやっていたため、通販の激安店より安く買えたと思います。ポイントもたまっていたので、ポイントでサファリもゲットしました。

2008年4月3日 初出

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